タイトルをつける気にもならん

　今年で人生21年目だというのに、未だに自分の感情を上手くコントロールできないでいる。押さえきれないほどの感情が爆発すると、内から何とも言えない虚しさがこみ上げてくるのだ。いつからか、自分の想いを人に伝えなければいられなくなってしまった自分の身体を今更ながらに呪う。こんなにも、感情というものが我が儘で破天荒で一人歩きしやすいものだとは、思ってもいなかったのだ。まさに、予想外と言えよう。
　更に厄介なことに、これには他人様をも巻き込む可能性が充分に見られる。孤独を嫌う私は、いつでも誰かと（この場合、現時点での恋人）繋がりを持っていたいと願う。現代的に、携帯電話のメールや会話、可能ならば実際に会ってその人の存在を再確認する事によって、「自分」というものが保てるのだ。結論を言ってしまえばただの寂しがり屋なのだが、困ったことに、現在遠距離によりそれが出来ないでいる。あらゆる不満や不安、孤独感、疎外感を溜めに溜めた私の身体は、時に恐ろしいほどの暴力的言動を引き起こさせる。相手を責め立てるような文面、被害的妄想、それらは確実に相手を憔悴させていくだろう。何しろ自分でさえ、後から思い返して吐き気がするのだから。
　感情というものは、実に奥深く、恐ろしいものだと実感させられる。こんな暴走的な自分を押さえ、上手く丸め込むことが出来たらどんなに楽だろうか。自分でも訳が分からず、一人暗い部屋でしくしくと涙を零すのは、もう止めにしたいのだが、なかなかいい方法が見つからない。親に心配させるわけにもいかず、何も言えないまま悪態を付く自分もいい加減に何とかしたいのだ。必要以上の人間関係をもう築きたくないとすら思ってしまう鬱状態の自分を、何とか打ち消したいのだが。

　今も、叔母従姉妹と家族全員での外食を、「タヌキ寝入り」で避け、こうして日記を書いている。重症だ。　

　帰ってきた。土産に寿司があるようだ。
　泣きすぎて変形してしまった顔を見られまいとする私の行動を不審に思うだろうか。全く申し訳なく思うが、コレが、あなた方の娘なのだよ。

　どうしようもないが、仕方がない、これが私なのだ。